Embassy of Jamaica Tokyo, Japan

ジャマイカの文化

概要

ジャマイカには、何百年にも渡って、そのユニークな歴史的継承及び、アフリカ、ヨーロッパ、インド、中国、中東系の人々が交じり合うことにより、形成された豊かな文化遺産があります。ジャマイカの活力溢れる文化は、国の伝統的な音楽及びポピュラー音楽に反映され、ジャマイカの料理、美術工芸、ダンス、演劇、ファッションの原動力となっています。ほとんどのジャマイカ人は二つの言語が話せると考えてよいと思います。公用語の英語の他に、パトアと呼ばれる固有の言語を話します。これは、英語の語彙とジャマイカのアクセント、それに西アフリカの複数の言語に共通に見られる文法の特性が組み合わさった言語です。



国の象徴



音楽

ジャマイカでは歴史上一貫して、音楽と歌が中心的な役割を果たしてきました。それゆえ、ジャマイカで全ての音楽表現が開花しているのは、驚くことではありません。
メントは、ジャマイカ発祥のポピュラー音楽様式の一番最初のもので、17世紀に始まるアフリカとイギリスの影響の融合から生まれました。
ジャマイカはレゲエ、ロックステディ、スカとして知られる現代ポピュラー音楽やダンスの様式で、最も有名です。ボブ・マーリー、ジミー・クリフ、スキャタライツ、その他数え切れないほどのアーティストが、ジャマイカのポピュラー音楽の作曲や公演で国際的な名声を得ています。ハリー・ベラフォンテも有名で、数多くのジャマイカのフォークやカリプソの曲目を、日本をはじめ世界中の人々が好み楽しむメロディにしました。

ジャマイカのレゲエ音楽は日本で非常に人気があり、毎年日本各地のコンサートには、レゲエに精通したファンがたくさん集まります。ジャマイカのダンスホールアーティスト達は、度々来日して様々な都市で公演しています。また日本の多くのレゲエファンは、最も人気のある音楽イベントに参加するため、ジャマイカを訪れます。日本の数多くのミュージシャンもまたレゲエ音楽を自分自身のものとして取り入れ、ジャマイカのポピュラー音楽を解釈するレベルの高さで賞賛を博しています。

ゴスペル音楽もジャマイカで幅広く好まれています。毎年国内の至るところで、このジャンルのコンサートがたくさん開かれています。レゲエゴスペルは、伝統的なレゲエ及びダンスホールレゲエスタイルと現代的なキリスト教のテーマを融合した、活気に満ちた芸術のスタイルです。多くのジャマイカの著名なアーティストがゴスペル音楽に転向し、しかもその人気は衰えていません。

クラシックや合唱音楽も、ジャマイカの音楽遺産の中で特別な位置を占めていて、作曲よりも公演のほうに重点が置かれています。英国王立音楽院及び英国王立音楽大学検定が1920年からジャマイカで実施されています。ジャマイカのレゲエアーティストの多くが、何らかのクラシックの指導を受けています。



ジャマイカ料理


Jerk chicken (specially seasoned, spicy grilled chicken)

ジャマイカは、その農産物とスパイス(香辛料)で知られています。これによって、国の代表的な料理のユニークな味が生まれるのです。

最も特筆すべきジャマイカ料理の例は、次の通りです。

  • “「アキ・アンド・ソルトフィッシュ」”
    国の代表的な料理です。アキはユニークな熱帯のフルーツです。アキの豊かな果肉と塩漬けタラを混ぜ合わせ、玉ねぎと新鮮なハーブと一緒に調理します。たいていダンプリング(小麦粉でつくられた揚げ団子)、ヤム、そして熟していない青いバナナを茹でて、共に食卓に添えられます。
  • ベークドチキンの「ライスアンドピーズ(レッドビーンズ)」添え
    日曜日の定番メニュー。お米とキドニービーンズを、ココナッツミルクとフレッシュタイム、ネギ、そして少量のスコッチボネットペッパーと一緒に炊き込みます。
  • ジャークチキン
    ジャマイカのジャークという味付けは、今や世界的に有名です。様々な熱帯の香辛料が使われています。オールスパイス、またはピメントが、この典型的なジャマイカの味付けの基礎となっています。
  • ジャークポーク
    ジャークポーク業者が、特に土曜日の夜盛況に売っています
  • フライドフィッシュと「フェスティバル」
    釣りをするビーチで、冷たいビールを飲みながら食べるのが最も美味しい。「フェスティバル」はキングストン近郊のヘルシャイアビーチで最初につくられたとされています。小麦粉、コーンミール、ミルク、砂糖少量でつくられます。
  • ジャマイカンパティサクサクした生地に包まれた伝統的なミートパイです。チキン、ロブスター、エビなども中の具として使われることがあります。ベジタリアンパティやチーズパティもあります 。


スポーツ

ジャマイカで最も人気のあるスポーツは、クリケット、サッカー、陸上です。その他重要なスポーツは、ボクシング、ネットボール、バスケットボール、空手、サイクリング、水泳、バドミントン、テニス、ゴルフ、ボブスレーです。 ジャマイカは半世紀以上にわたり、スポーツの分野で素晴らしいクリケットの試合成績を収めてきました。強国として名声を確立してきました。オリンピックや世界大会、コモンウエールズゲームにて、多くの金、銀、銅メダルを獲得しています。 ジャマイカの陸上選手は数々の競技会で卓越しており、世界記録を出しています。2005年、アサファ・パウエルは男子100mスプリントで9.77秒を出し、世界記録を塗り変えました スポーツの分野で、ジャマイカの特筆すべきは、次の通りです。

ハーブ・マキンレー 元・400m世界記録保持者。100m, 400m, 4 x 400mリレーで オリンピックメダリスト(金 1952年)
アーサー・ウィント 1948年オリンピック400mでジャマイカ初の金メダリスト
ドナルド・クワリー 1976年オリンピック200mで金メダル 元・200m世界記録保持者
マーリーン・オッティ 100m, 200m, 4 x 100mリレーで、オリンピックと世界陸上 併せて28個のメダル獲得 室内200mで世界記録(21.87)
トレヴァ・バービック 元・世界ヘビー級ボクシングチャンピョン
レノックス・ルイス 元・世界ヘビー級ボクシングチャンピョン
コートニー・ウォルシュ/td> テスト・クリケット(国際トーナメント試合)でアウトにした数5位
ヴェロニカ・キャンベル 2004年アテネオリンピックにて、200m金メダル、 100m銀、4 x 100mで金の三個のメダリスト
ディオン・へミングス 1996年オリンピックで400m ハードル金メダリスト
アサファ・パウエル Former World Record Holder
レゲエ・ボーイズ 1998年フランスで行われたワールドカップに出場した ジャマイカのサッカーチームは、日本に勝ち、アルゼンチンとクロアチアに敗れた
ボブスレーチーム Jamaican Bobsledジャマイカのボブスレーチームは、1988年カルガリーオリンピックで、冬季オリンピックのその種目に熱帯の国から初めて出場した国となった。ジャマイカチームはその後、1998年の長野をはじめたくさんのオリンピックに出場した。「クールランニング」という、観る者を鼓舞する映画が、ジャマイカチームとその冬季オリンピック出場の夢を描き、つくられた。
USAIN ST. LEO BOLT USAIN ST. LEO BOLTTriple Olympic gold medalist and World Champion; World Record holder over 100m and 200m sprints. He is currently the world’s fastest man.


リンク

ジャマイカ文化開発委員会(JCDC) - http://jcdc.gov.jm/

ジャマイカ・インフォメーション・サービス - https://jis.gov.jm/

ジャマイカ統計庁 - http://statinja.gov.jm/

ジャマイカ中央銀行 - http://www.boj.org.jm/

ジャマイカ政府貿易投資振興局 - http://www.jamaicatradeandinvest.org/

ジャマイカ政府観光局 - https://www.visitjamaica.com/

カリブ共同体 - https://www.caricom.org/

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