貿易はジャマイカ経済で絶えず主要な役割を担ってきました。輸出入額総計はGDP(国内総生産)の50%以上を占めています。輸出は、伝統的輸出品と非伝統的輸出品の二つのカテゴリーに分類されます。伝統的輸出品は、農業、鉱業、製造業の分野で、品目としては、バナナ、柑橘類、コーヒー、ココア、ピメント(香辛料)、ボーキサイト、アルミナ、石こう、砂糖、ラム酒、そして柑橘類・コーヒー・ココアから作られた製品などです。
非伝統的輸出品は、キュウリ、カボチャ、タロイモ、サツマイモ、ヤム、マンゴ、パパイヤ、アキ、魚などです。その他重要な非伝統的輸出品は、飲料、タバコ、切り花、石灰石、化学薬品、衣料、家具、軽工業製品などです。
ジャマイカの主要な輸出相手国は、アメリカ合衆国、カナダ、イギリス、ノルウエー、カリブ共同体諸国、日本、EU諸国です。
ジャマイカの主要な輸入品は、食品、その他消費物資、工業製品、燃料、資本財の部品や付属品、機械類、輸送設備、建設資材などです。主な輸入相手国は、アメリカ合衆国、カリブ共同体諸国、ドイツ、ヴェネズエラ、フランス、日本です。
ジャマイカは、世界でも有数のボーキサイトとアルミナの輸出国です。ジャマイカはまた、世界最高級のラム酒、コーヒー、ピメントの産出国とされています。しかし、GDP(国内総生産)の約20%に当たる貿易の赤字があります。
ジャマイカと日本の貿易関係
日本はジャマイカにとって重要な貿易相手国です。しかし貿易均衡の点では、日本がかなり有利です。2006年3月締めの会計年度では、ジャマイカの日本向け輸出は約1,980万米ドル、一方日本のジャマイカ向け輸出は約1億2,700万米ドルです。2005年のジャマイカの日本向け輸出は、2004年後半ハリケーンアイヴァンの結果ジャマイカのコーヒー産業に被害が及んだため、減少しました。
日本からジャマイカ向けの輸出
日本からジャマイカに向けての主要な輸出品は、新車及び中古車、電子・家電製品、機械類、重機、コピー機、鉄鋼です。ジャマイカの自動車の約90%が日本からの輸入車です。
日本におけるジャマイカの商品取扱業者のリストは、こちらをクリックしてください。
ブルーマウンテンコーヒー
ジャマイカは、1737年より上質のコーヒーを輸出しています。
ブルーマウンテンは、ジャマイカの特定の地域に限局した地理的表現です。この地域で栽培されるコーヒーは、独特の香り、際立つ甘み、すっきりとしたコクのある味により、世界的に有名になりました。ブルーマウンテンコーヒーの質の高さは、主にブルーマウンテン山脈の特殊な生態系によるものです。中でも、その土壌タイプ、降水型、雲量、霧のかかる山の空気、これらが植物の湿気を保ち、涼しく保つのです。ジャマイカの栽培農家も、最適な酸味を持つ高い収穫量のコーヒー生産するため、発芽、生育、収穫における特別の方法を用います。
ジャマイカのコーヒーは、アラビカ種に由来し、他の国々で生産されるロブスタ種と違い、より繊細で好まれる豆を生産します。また、ジャマイカのコーヒーは、標準のコーヒーに比べ、カフェインの量は3分の2少ないのです。
Jamaica Promotions Corporation (JAMPRO) - http://www.jamaicatradeandinvest.org
Trade Board Ltd. - http://www.tradeboard.gov.jm
Planning Institute of Jamaica - https://www.pioj.gov.jm
Bank of Jamaica - http://www.boj.org.jm/
Caribbean Community (CARICOM) - https://www.caricom.org
Jamaica Manufacturers & Exporters Association - http://www.jmea.org
対外及び国内投資は、ジャマイカ経済で主要な原動力となってきました。今や、観光、鉱業、エネルギー、情報通信技術(ICT)、製造業、インフラ、教育サービスなどの分野にわたって、豊富な投資の機会があります。
投資先として、ジャマイカは次のような利点を持っています。
- カリブ海の中心に位置する、戦略上の地理的条件
- 最先端の通信技術
- キングストン港の、世界レベルの港湾施設
- Two conveniently located international airports;
- 妥当な賃金で雇うことができ、教育・訓練することができ、順応性の高い、英語を話す労働人口
- A modern and efficient financial services sector, underpinned by a strong legislative and regulatory framework;
- 投資奨励策及び、フリーゾーンへのアクセス
2006年のジャマイカの投資は、約35億米ドルで、カリブ地域の中で主要な投資先となっています。世界投資報告書によると、海外投資の投資先としては、世界で17位にランクされています。
Jamaica Promotions Corporation (JAMPRO) - http://www.jamaicatradeandinvest.org
Planning Institute of Jamaica - https://www.pioj.gov.jm
Bank of Jamaica - http://www.boj.org.jm/
Caribbean Community (CARICOM) - https://www.caricom.org/
キングストン港は、世界で7番目に大きな自然湾にあります。キングストン港は、戦略的にカリブ海の南北・東西の機軸に位置していて、パナマ運河を通る貿易ルートから約32マイルのところにあります。
2005年にキングストン港は、世界のコンテナ港トップ100の中で8位上昇し、56位となりました。また、ラテンアメリカ及びカリブ地域で主要な積替え港としての地位を保持しています。
2005年、キングストンコンテナターミナルの拡大プロジェクトの第4期が、約7千万米ドルをかけ終了し、荷扱量150万TEUのターミナルとなりました。
2005年12月ターミナル拡大プログラムの第5期が始まり、2億米ドルをかけ、2008年までにはターミナルの荷扱量が320万TEUとなります。2008年以降は、次の拡大の時期になりますが、フォートオーガスタ開発と、さらなる荷扱量5百万TEUの拡大を含みます。その時点でキングストン港は、世界のコンテナ港トップ20の中で、世界の大規模な積替港の拠点としての地位を獲得することになります。
Port Authority of Jamaica - http://www.portjam.com
キングストン自由貿易圏とモンテゴベイ自由貿易圏は、ジャマイカ及び海外の投資家に、素晴らしい投資の機会を提供します。そこに含まれるのは:
ジャマイカの自由貿易圏開発は、輸出を促進し、外貨取得を生み出し、新規雇用を創出し、技術移転を円滑にするため、事務所や工場の建設、管理、賃貸を含みます。
キングストン及びモンテゴベイ自由貿易圏の企業は、製造業、テレマーケティング、データ入力、電子機器組み立て、通信サービス、予約、ビジネス・プロセス・アウトソーシング等の企業です。
ジャマイカの自由貿易圏は、カリブ地域での海上作業にとっては、最も魅力的で引く手あまたの地理条件を持つ場所の一つで、中でも情報通信技術分野の開発で成功しています。
Kingston Free Zone - http://www.kingstonfreezone.com
Montego Bay Fee Zone - http://mbfz-jamaica.com
Port Authority of Jamaica - http://www.portjam.com
Kingston Free zone - http://www.kingstonfreezone.com
Montego Bay Free zone - http://mbfz-jamaica.com
Jamaica Promotions Corporation (JAMPRO) - http://www.jamaicatradeandinvest.org
Jamaica Manufacturers & Exporters Association - http://www.jmea.org
Trade Board Ltd. - http://www.tradeboard.gov.jm/
Planning Institute of Jamaica - https://www.pioj.gov.jm
Bank of Jamaica - http://www.boj.org.jm/
Caribbean Community (CARICOM) - https://www.caricom.org/